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  <title type="text">Language BAR　「竜胆-rinndou-」</title>
  <subtitle type="html">言語という無機生命体が奏でる　ことばのオーケストラ</subtitle>
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  <updated>2007-01-13T19:04:35+09:00</updated>
  <author><name>竜胆-rinndou-</name></author>
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    <published>2007-08-06T14:20:10+09:00</published> 
    <updated>2007-08-06T14:20:10+09:00</updated> 
    <category term="詩" label="詩" />
    <title>飛行機雲--文明にあふれたこの世界で-</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[隠された太陽<br />
枯れきった空<br />
高くそびえ立つ人工的な墓標<br />
押し詰めたかの様にひしめき合う人塊<br />
ふと手を伸ばせばすぐ触れそうなその距離感がよりいっそうの孤独感を際立たせる<br />
全てがあふれかえったこの街だがそれゆえに何か大切なものが押しつぶされてはいないだろうか<br />
この街に光はあるのだろうか───<br />
<br />
この世界の命はとても弱々しく&hellip;不器用で&hellip;愚かで&hellip;そして儚い<br />
だが例え矮小でも一生懸命に自らを守り健気なまでに意地らしく必死に生きようとしている<br />
その中で人という命は科学という魔法を手にした<br />
その勢いは時の流れに乗りより加速しとどまるところを知らない<br />
今はもう殆どのことは何でもできる便利な時代<br />
誰もがそう思い込んでいる<br />
しかし人もまた矮小な他の命となんら変わることはない<br />
何でもできる便利な世の中のようでいて本当に大切なことは何一つ生み出すことはできない<br />
<br />
ふと手を伸ばせばすぐ触れそうな距離<br />
その距離はとても近いがとても険しい<br />
思い出を語り合うことはできても過ぎ去ったその瞬間をともに分かち合うことはできない<br />
その人のことを想うだけでとても切なくときには熱くなるあの胸の感覚も必ずしもその人に伝わるとは限らない<br />
ただひたすらに幸せになってほしい大切にしたいせいぜいそう祈るくらいしかできない<br />
だがその不器用さゆえにその想いはより圧縮されより強いものとなり輝きを増して激しい力となる<br />
だからこそ美しい<br />
<br />
目に見えるものはいつかは壊れるがまた作り直せる<br />
目に見えないものは永久にもなれるが何かの拍子に壊れると二度と戻ることは無い<br />
そして目に見えないものは決して目では見えないが心の目でみつめることはできる<br />
手で触れることはかなわないが心で触れることはできる<br />
人もまた結局は弱々しく不器用で愚かな儚い他の命となにひとつ変わらないのだ<br />
なんと健気で意地らしいのだろう<br />
<br />
───隠された太陽<br />
枯れきった空<br />
高くそびえ立つ人工的な墓標<br />
押し詰めたかの様にひしめき合う人塊<br />
ふと手を伸ばせばすぐ触れそうな近いようでいて険しく遠いその距離感がよりいっそうの愛おしさを際立たせる<br />
全てがあふれかえったように見えるこの街がゆえに見落としてしまいそうな大切なものを必死に探そうとする<br />
ふと見上げると飛行機雲ができていた<br />
この街はこんなに眩しい<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />]]> 
    </content>
    <author>
            <name>竜胆-rinndou-</name>
        </author>
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    <published>2007-02-24T16:45:54+09:00</published> 
    <updated>2007-02-24T16:45:54+09:00</updated> 
    <category term="竜胆の独り言" label="竜胆の独り言" />
    <title>滅び行く　ことば</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[先日　山田洋次監督　「武士の一分」を　観てまいりました<br />
いやぁー　よかった！<br />
この監督さん　日本人なら　皆知ってるであろうともいえる　あの「男はつらいよ」の監督さんなわけですが<br />
今回の「武士の一分」　藤沢周平原作シリーズ「たそがれ清兵衛」「隠し剣　鬼の爪」につづく第３作です<br />
一作目も二作目もかなり　好きな映画だったので　今回もさぞ　うならしてくれるであろうと　思っていたのですが　さすがです　やはり　うならさせて頂きました・・・<br />
ぼろ泣きですね　はい<br />
この監督さん　一貫して　作品にとても共通点がありまして　私がかねがね愛している　古き良き日本の原風景みたいな感じのものが　すべての作品に脈々と　流れてるんですよね<br />
そこが大好きなんです<br />
そして　このタイトル　武士の一分　素敵過ぎるタイトルです<br />
このタイトル聞いただけでも　観たくなっちゃいました<br />
そして　改めて気づかされたのは　今ではもう　一分　なんて　日ごろあがってもこないことばですよね<br />
しかし　昔の日本人には　あきらかに　一分というものがありました<br />
決して　譲ることのできない面目とでもいいましょうか<br />
凛とした自分をもってる人が　おおかったということですね<br />
そして　また　そうあるべきだと　教育をうけてました<br />
昔の日本には　そうでないと　恥ずかしくて　世間様に顔向けできないみたいな風潮があったのですが<br />
いまや　そんなものは　消え去りつつありますよね・・・<br />
自分をもたない人間がおおく　恥じらいの心すら忘れてしまっている日本人がどうも多すぎる気がしてなりません<br />
一昔　前なら　わが子が他人から何かものをもらってくるようであれば　どんなに貧しくても　人さまから施しを受けるような子に育てたおぼえはありません　すぐに　返してらっしゃいと　しつけられたものですが<br />
いまや　もらえるものは何でももらっとけみたいな　それが　当たり前になってしまっていますよね・・・<br />
なんなら　他人を蹴落としてでも　自らの益を得ようとする　そして　それができるのが勝ち組　みたいな　なんともあさましい言葉まで　できている始末<br />
もはやあきれ果てて　何もいえませんね<br />
いまや　己の一分　たるものを持ち合わせた人物が非常に少なくなってしまい　一分という　言葉すら　消え去りつつあります<br />
これも　時代の流れ　と　いってしまえば　一言で終わってしまうのですが　ただ　本当にこのままでいいのだろうかと　深く首をかしげてしまいます<br />
なんとも　寂しく切ない想いで　胸がいっぱいになってしまいますね<br />
せめて　これからの日本を背負ってたつであろう　今の若い人たちだけでも<br />
みっともない　であるとか　恥辱心　といったものを　持って　常日頃行動してほしいものですが　わがままな押し付けになってしまうのでしょうか・・・<br />
貧しくとも清く美しく<br />
豊かであろうと情け深く<br />
人と人とのつながりに　暖かい温もりを持って　生きていける　日本人<br />
そういう　日本であってほしいものです]]> 
    </content>
    <author>
            <name>竜胆-rinndou-</name>
        </author>
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    <id>rinndou.blog.shinobi.jp://entry/9</id>
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    <published>2007-01-27T05:15:43+09:00</published> 
    <updated>2007-01-27T05:15:43+09:00</updated> 
    <category term="竜胆の独り言" label="竜胆の独り言" />
    <title>素晴らしき世界</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>もうかれこれ　どれくらいになるでしょうか</p>
<p>報道で見るニュースの内容があまりに殺伐としています</p>
<p>正直　人として　信じられないような内容の出来事が　さも普通の如く日々　流れています</p>
<p>当事者にしろ　それを知る側にしろ　</p>
<p>心の麻痺　が　目に付いてしかたありません</p>
<p>命の大切さ　というものを　知らない人間が多すぎるというのが　個人的な感想です</p>
<p>個人的には　命の大切さを見つめるということは　食をみつめることだと　思っていますが　どうなんでしょうか</p>
<p>少しわかりにくいかもしれませんね</p>
<p>では　例をあげてみましょう</p>
<p>貴方が　毎日世話して　かわいがっている大切な鶏がいるとしましょう</p>
<p>卵がかえった　ひよこのときから　毎日　餌をやり　日々成長をみつめ　楽しみにし</p>
<p>長い時を　共有した　愛着たっぷりの鶏です</p>
<p>そして　その鶏が　立派に成長したとき　その鶏を　絞めて食べるとしましょう</p>
<p>どういう　気持ちでしょうか</p>
<p>恐らく　自分なら　今までともに過ごした数々の思い出や愛情で　胸は熱くなり　手は震え　涙がとまらないでしょう</p>
<p>それは　その鶏が　今までともに過ごした鶏だからかもしれません</p>
<p>しかし　私たちは　生きるために日々何かを食し　今まで生きてこれているのです</p>
<p>名も知らぬ鶏であれ　大切に飼っていた鶏であれ　鶏は鶏です</p>
<p>その命を奪い食すことによって　私たちは生かされているのです</p>
<p>動物にしろ植物にしろ　私たちの血となり肉となり　私たちの生ある限り　その生命たちは　私たちの中で私たちの一部として　生き続けます</p>
<p>ありがたくて感謝の気持ちでいっぱいになります</p>
<p>そういう思いを　持っていれば　好き嫌いなどとんでもないことだし</p>
<p>命の大切さも理解できるのでは　と　思うのですが　甘いのでしょうか</p>
<p>一つの命の肩には無数の命がのっているのです</p>
<p>そして　一つの命のために犠牲になっていった命のためにも　精一杯生き続けなければ　申し訳が立ちません</p>
<p>あまりにも　日々無思慮に　食しすぎているのではないでしょうか</p>
<p>各家庭や学校において　そもそも　そういう教育すらなされていないのかもしれません</p>
<p>前述した　すさんだ報道から察するに　学校の教育というものも　既に重度の病に侵されているのが手に取れますが・・・</p>
<p>元来　学校というものが何なのかさえ　その現場で勤める教師をはじめ　大人たちが　理解できていないのではないかとさえ　感じています</p>
<p>では　学校とは何なのでしょうか</p>
<p>勉強するところ？　友達をつくるところ？　授業をうけるところ？</p>
<p>人によって　その認識は様々でしょう</p>
<p>ですが　私個人からすれば　どれも正解であって不正解でもあると　思います</p>
<p>では　私の思う学校とは何なのか</p>
<p>卒業資格を発行するところ　だと　考えています</p>
<p>そして　その卒業資格を発行するために　必要な条件を満たせるよう　教育する場　といったとこでしょうか</p>
<p>こういってしまうと　なんとも　人間性のない無味乾燥な意見のように聞こえるかもしれませんね</p>
<p>しかし　事実そうだとおもっています</p>
<p>こんだけ　シンプルな事すら　理解できず　ものごとを複雑に考えすぎ　学校とはなになのか</p>
<p>と　熱く考えすぎるから　ややこしくなるのです</p>
<p>色々とがんじがらめで　柔軟になれない　国や各地域の管轄である国公立はともかく</p>
<p>私立の学校はもっと　しっかりすべきではないでしょうか</p>
<p>学校といえば　いじめや体罰といった　賛否両論のデリケートな問題が色々あります</p>
<p>こういう　デリケートな問題こそ　私立の学校が　明言し　はっきりと　本校の教育方針として　具体的に述べればいいのです</p>
<p>本校は　愛情を持って体罰を行いますとか　いじめに対しては　こういう処置をとりますとか</p>
<p>なぜ　明言しないのか　明言しないから　現場の教師は責任を恐れ　あいまいな態度でしか　行動をおこせないのです</p>
<p>明言しておけば　それを理解した上での入学ということで　保護者もつべこべ　いえないのではないでしょうか</p>
<p>卒業資格を発行する場所であるからこそ　こういう生徒を作るため　具体的な方針を述べ　本校ではこういう手段をもって　接しますと　なぜ明言できないのか</p>
<p>各種様々な面で　自由の効く　私立であれば　学校によって　色をもっと　出せるはずです</p>
<p>なんとも不甲斐ない現実とでもいいましょうか</p>
<p>こよなく　ことばを愛する　私がいうのも少し　変かもしれませんが　私は体罰肯定派です</p>
<p>体罰といっても　ことばで伝える事を怠って　力で示すというのは　論外です</p>
<p>それは　体罰ではなく　暴力です</p>
<p>体罰とは　あくまでも　ことばでは伝わりきらない事が　たった一つの平手打ちで　伝わる場合のことです</p>
<p>何度もいうように　ことばをこよなく愛する私ですが　ことばではどうしても伝わらない事も　心と心の触れ合いでもって　接すれば　たった一つの平手打ちで　伝わることは　存在するとおもっています</p>
<p>人間であれば　怒りをあらわに　ぶたれるのではなく　慈愛の涙をもって　ぶたれれば　ぶたれたところよりも　心が痛いはずです</p>
<p>大きな涙を浮かべた　その瞳の奥に　慈愛の気持ちを秘めた　相手の顔を前にして　殴られて憎いと感じるでしょうか</p>
<p>おもわず　でてくる　言葉は　ごめんなさい　ではないでしょうか</p>
<p>そういう理由で　私は体罰肯定派です</p>
<p>つぎに　いじめに関しても　少し意見を述べるとするなら</p>
<p>いじめは絶対になくなりません</p>
<p>しかし　減らすことは可能だと思っています</p>
<p>そして　いじめが起きる　主な状況は　自分を持っていない人間や自身のない人間が　同じ場所に集まったとき　起こるものだと　考えています</p>
<p>そういった意味で　多くの人間が寄り集まって　社会を形成せずには生きれない　人間にとっていじめというものが全くなくなることは無いと言ったのです</p>
<p>では　減らすにはどうすればいいか</p>
<p>自分をもった人間や自信をもっている人間を育成すればいいのです</p>
<p>自分が無いからこそ　徒党を組み　弱者をいじめることによって　何らかの利益を己にもたらすため　搾取したり　己の存在価値を見出すため　弱者のいじめられる姿を見　己の優位を感じ　優越感にひたるのです</p>
<p>逆に　いじめられる側も　同じです</p>
<p>自分が無いからこそ　いじめられても　どうしていいかわからず　誰にも告げることもできず　自分は弱い人間だというマイナスイメージで　己を見出し　弱い自分というレッテルを自分に貼り付けて　自分を見つけ出すのです</p>
<p>自分に自信があれば　他人を無意味に傷つけて　力を誇示しようとはしませんし　また　かっこわるくてそんなこと　しないのではないでしょうか</p>
<p>いじめられる側も　自信があれば　その理不尽な周りの行動に対して　反旗をひるがえすでしょうし　また　自信のある人間をいじめてみたところで　つまらないのでいじめられる事も無いかと思います</p>
<p>いうなれば　ちゃんとした答えを持っている人間に　クイズをだしても　全く面白くないのと同じでしょうか</p>
<p>ただ　一見例外じみた例として　孤独を愛するプライドの高い人間における　いじめ　というのもあります</p>
<p>この場合少し　前述とは勝手が違ってきます</p>
<p>孤独を愛するプライドの高い人間がいじめられた場合</p>
<p>自分がいじめられているという事実が　自分で許せないし　他人に知られたくないと感じてしまいます</p>
<p>これも　私に言わせれば　自分を持ててない人間の一部になってしまうのですが　ただ　少し事情が複雑です　</p>
<p>しかも　厄介な事に　いじめる側からしても　こういう人間は鼻につきますし　いじめて　楽しいのです</p>
<p>表現が難しいですが　本当はどっからみてもｱﾋﾙなのに自分は醜いｱﾋﾙの子の白鳥だと　思い込んでいるｱﾋﾙの子　という感じでしょうか</p>
<p>あまり　巧くない表現ですね・・・</p>
<p>さっきの　最初の例えの表現でいくなら　自称クイズ王に　答えられない　クイズを出す　といったとこでしょうか</p>
<p>このｹｰｽにせよ　命はどこからともなく勝手に降って沸いてくるものではないので　親子関係なくして　成立しえない生物というものに　本当の意味での孤独なんていうものは　まず　存在不可能ですし　真にプライドが高いという本質的な意味は　他を認め己を知る　ということなので　その真理は　前者であるいじめのｹｰｽと　変わりないのは　間違いないでしょう</p>
<p>とにかく　どのような形にせよ　自分をもたせるなり　自信をもたせてやれば　そういう人間同士が　集まった場所に　いじめは発生しないと　考えてます</p>
<p>そして　いじめを最も増長させる　傍観者　というのも　でてこないのではないでしょうか</p>
<p>では　どうすれば　自分をもたすことができるのか</p>
<p>ここで　一番最初に　私が述べた　命の尊さ　に　戻るのです</p>
<p>自分が生かされている　ということの感謝の気持ち</p>
<p>食の原点といったやつですね</p>
<p>自分とはなになのか</p>
<p>少し奥深いテーマですが　若輩ながら　述べさしていただきましょう</p>
<p>もとより　独り言ですし（笑）</p>
<p>まず　子供に　もしも何にでもなれるとしたら何になりたい？　と　聞いてみるとしましょう</p>
<p>お医者さん　お金持ち　鳥　芸能人　アニメのキャラクター　お嫁さんe.t.c.</p>
<p>色々でてくるでしょう</p>
<p>でも　これは　本来のこたえではありませんよね？</p>
<p>なぜなら　なぜ　それになりたいのかという　一番大切な部分が抜けているからです</p>
<p>逆にいえば　その　なりたい理由の部分の条件を満たしてさえいれば　別にそれでなくともいいのです</p>
<p>ということで　次にくる　子供に対する　質問は　これです</p>
<p>どうして　それになりたいのか？　なってどうしたいのか？</p>
<p>お金持ちになれるから　悪い人をやっつけれるから　かわいいからe.t.c.</p>
<p>これも色々でてくるでしょう</p>
<p>この質問あたりから　徐々に　自分とは何かというものの核心に触れつつあります</p>
<p>なぜなら　この質問あたりで　その子供の　個性が少しでてくるからです</p>
<p>この個性というものが　最も大事な部分だとおもいます</p>
<p>ここで　鳥やアニメのキャラクターというような　現実離れした答えをした　子供については　特にちゃんとその理由を聞いておくべきですね　そして　その条件を満たしていれば　別にそれでなくともよいのですから　現実的に可能な違う形のものを　提示してあげると良いのではないでしょうか</p>
<p>では　さらに　段階を進めていってみましょう</p>
<p>では　何が必要だとおもう？もしくは　何をすればいいとおもう？</p>
<p>ここは　本人に考えさせる作業です　こちらから何か提示することは　できるかぎり　控えたほうがいいでしょう</p>
<p>自分を持たせる　うえで　この自分との対話ともいうべき　自分を探せることが　一番大切なのです</p>
<p>子供なりに　様々なことをかんがえます</p>
<p>そして　子供から出てくる答えを　色々きいてあげるのです　本人が納得するこたえを見つけ出すまで　何日かけてもいいでしょう</p>
<p>人から与えられた答えは身につきにくいですが　自分から搾り出した答えというものは　忘れがたいものです</p>
<p>はじめのうちは　条件的なことや表面的なことが　恐らく出てくるでしょう</p>
<p>試験をうけなければいけないであるとか　有名にならないといけない　大学にいかなければいけない　空を飛ばなければいけないとか　そういう部分ですね</p>
<p>しかしこのようなことは　確かに必要な事ではあるかもしれませんが　本当の意味でさほど重要ではありません</p>
<p>先ほど　私は　自分をもたすためには　命の尊さに戻ると　言いました</p>
<p>それは　人としての　あるべき姿　いわば　人間の本質的なことです</p>
<p>もう　ほとんど答えは見えてきているかもしれませんね</p>
<p>自分を持たせるうえで　最も大切な　自分との対話　自分探しを　通じて　本当に手にして欲しいもの　それは</p>
<p>こんな自分になりたい　という　答えを出す事なんです</p>
<p>すごく　当たり前のことなのですが　意外と出てこない答えなんですよね</p>
<p>でてくるのは　えてして　役職であったり肩書きであったり状況であったりです</p>
<p>貴方は　もしも何にでもなれるとして　何になりたいときかれたら　こうこうこういう自分になりたいと理想の自分象をこたえることが　できましたか？</p>
<p>もしできたとしたならば　貴方は　自信と自分をしっかりともっている人間と　いえるでしょう</p>
<p>そして　理想の自分象　というものは　役職や状況は一切取り除かれた　かなり本質的な内容のはずです</p>
<p>大概の人は　思いやりがあって輝いていて誰もから尊敬されるようなとか　そういった内容のことではないでしょうか</p>
<p>自分の理想像に　総理大臣やお金持ちといった　ピントのずれた答えはないはずです</p>
<p>なぜなら　役職や肩書き状況といったものは　本質的なものの上に　後からついてくるものだからです</p>
<p>確かに　上についてくるだけに　表面的でもっとも見えやすいことから　勘違いしやすくはありますが　あくまでも本質にはなりえません</p>
<p>ここまで　来るのに　随分と　遠回りした気がしますが</p>
<p>日々報道される　心無い殺伐としたニュース　教育問題やいじめ問題　　</p>
<p>その全てにおいて　通じるのは　人としてのありかた本質的なことを　理解し　自分に誇りある　自分をしっかりともった　そういった人間が　今非常に減ってきているのではないか　</p>
<p>そんな悲惨な社会になっていると　信じたくは無いですが　残念ながら　そう　感じざるえない　現実ということです</p>
<p>もう一度　鶏の話を思い出し　様々な生物によって　自分がこの世に生かされている　という現実を見つめなおし</p>
<p>その上で　自分はどうあるべきか　日々どういう行いをとるべきなのか　是非とも考え直してみて欲しいものです</p>
<p>そこにあるのは　素晴らしい世界だと　想像して　おもわず　にっこり微笑んでしまうのは　私だけでしょうか・・・</p>
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    </content>
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    <published>2007-01-19T16:42:34+09:00</published> 
    <updated>2007-01-19T16:42:34+09:00</updated> 
    <category term="竜胆の独り言" label="竜胆の独り言" />
    <title>挨拶がてら</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>しかし　まぁ　ブログブログ　と　簡単に言ったものの　小説などと違いプロット建て　も　何もないため</p>
<p>なかなか　これが　いざ取り組んでみると　意外と手強い</p>
<p>そこで　今は　この背景画像よろしく　</p>
<p>ノートパソコンの画面の前で　窓の外を眺めながら　煙草に炎を　つけて</p>
<p>ぷかぷかとやっている</p>
<p>今日はあまり　風がないのか　雲の動きがあまりみられない</p>
<p>窓枠によって　切り取られた　その静止画のような景色も助けて</p>
<p>とても　緩やかな時の流れを　感じる</p>
<p>実に　優雅なひと時なのかもしれない</p>
<p>元来　のんびり屋さんの自分としては　こういう時間は　存外嫌いではない</p>
<p>だが　いつまでもこうしていては　ブログは進まないのである</p>
<p>そこで　今回は　独り言第一弾ということもあるので　少し　挨拶がてら</p>
<p>そもそも　なぜ　このブログという試みに身を投じることにしたのか　趣旨を説明することにしよう</p>
<p>このところ　よく　脳内活性化的な番組やゲームソフトが巷に蔓延しているが</p>
<p>自信の言語力がやせ細ってきていることに　気付かされ　愕然としたからである</p>
<p>これは老化ではなく</p>
<p>退化である</p>
<p>そして　次に感じたのが　このほんの十数年で　日本人のコミュニケーション形態が　随分と変化してきているということだ</p>
<p>もちろん　自分もそうなのだが　人と接して話す機会が侵食され　代わりに　メールや携帯電話でのやりとりが占める割合が　非常に多い</p>
<p>わざわざ　顔をつき合わせて　会わなくても　済ませれる事ができるようになったからである</p>
<p>確かに便利ではあるが　物事というものは利便を追求すると　そこには　必ず排除される行程があるわけで</p>
<p>その　副作用として　風化であったり退化というものが　生じてくるものである　</p>
<p>例えるとすると　一生動かずに暮らせるならば　それは　さぞかし便利では　あるだろうが　もしそのような事が可能になれば　全身の筋力は衰え　それこそ大変なことになる</p>
<p>逆境こそが人を育てるのだ</p>
<p>なにか　そういう危機感なるものを　自身に感じたのである</p>
<p>と　言えば　なんだか　とてもごたいそうだが　なんてことはない</p>
<p>要するに　ことば　というものが　好きなのである</p>
<p>それも　メールなどのように　一方的に放たれる　言語の発信ではなく　</p>
<p>人と人の対話で生じる　生きたことばが　好きなのである</p>
<p>言語というものは　非常に不思議なもので　完全に生き物だと　自分は認識している</p>
<p>同じ文字でも　その発音の仕方や表情で　印象は大きく変わるし</p>
<p>また　文字同士の組み合わせ次第では　全く違うものを　生み出したり　殺しあったりもする</p>
<p>この　非常に奥深く　飽きのこない　愛すべき遊び相手に　別れを告げられたくない</p>
<p>ただ　単純にそう思えたから　ブログを書いている</p>
<p>そして　このブログを見</p>
<p>一人でも多くの人が　何か　感じるところがあれば　非常に幸いである</p>
<p>とはいえ前述したように　ことばというものは　非常にナイーブな生き物なため</p>
<p>読み手側のそのときの心境などによっても　随分変わった解釈にはなるであろう</p>
<p>恋　という文字も　失恋最中の人には　非常に重く攻め立てるであろうし</p>
<p>逆に　新婚最中の幸せ絶頂という人には　とても　柔らかく包み込んでくれるであろう</p>
<p>このブログを読んで　よぉし今日からはこういう風に変わるぞー　とか</p>
<p>こんなことを実行するぞー　とか　そこまで　大そうな効果は求めないにしろ</p>
<p>耳を通過し　脳に入り　そのまま　何も残ることなく　記憶から排除される　という</p>
<p>水洗トイレのような　ことばの垂れ流しにだけは　したくない　とおもっているので</p>
<p>少しでも　貴方のどこかに残り　あわよくば　どこかでふとした拍子に芽をだす　種にでもなれればと</p>
<p>我が愛すべき友に　命を吹き込むのである</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>竜胆-rinndou-</name>
        </author>
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    <id>rinndou.blog.shinobi.jp://entry/7</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rinndou.blog.shinobi.jp/%E7%AB%A5%E8%A9%B1/%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E3%81%A8%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%99%E6%B0%91%E3%80%80%E3%81%93%E3%81%AE%E6%98%9F%E3%81%A8%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%B2%E3%81%A8" />
    <published>2007-01-16T16:29:13+09:00</published> 
    <updated>2007-01-16T16:29:13+09:00</updated> 
    <category term="童話" label="童話" />
    <title>大地と暮らす民　この星と暮らすひと</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[&nbsp;
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">世界にはたくさんの星が輝いています。私たちが暮らすこの地球も、そんなたくさんの星のうちのひとつです。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">そして、この星にはこんな村がありました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">むかしからこの山には大きな石がたくさんあるだけで、木も川もありません。そこにあるとき一人の人間がやってきて、大きな石をほっておうちをつくりました。そして人間は家族をつくり、家族は村をつくりました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><br />
</p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><br />
</p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">ある日太郎君は、いつもの公園いつもの場所で遊んでいました。太郎くんは砂場が好きでした。いつも砂 <font size="2">場で砂いじり。でもあるとき太郎君は思いました。</font></font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">なんでココだけ砂なんだろう？この砂はどこからきたんだろう？と。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">そしてその日、太郎君はおうちに帰ってそのことをおかあさんに、目をキラキラとかがやかせながら聞きました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ねぇねぇおかあさん。砂場のお砂はどこからきたの？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「それは砂場のお砂のお友達にきいてごらんなさい。砂場にはお砂のお友達もかくれているから」とおかあさんはこたえました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君は首を少しかしげてききました。「お友達がかくれているの？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そうよ。お砂じゃないのがお砂の友達だからよくさがしてごらんなさい。」おかあさんはにっこりとほほえみました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">次の日太郎君は、手でお砂をすくいながら、よーく目をこらして砂場でお砂の友達を探しました。すると、小さな貝のかけらがみつかったのです。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">きっとこの貝のかけらがお砂の友達だと思った太郎君。でも、どうやってきいたらいいのかわかりません。太郎君はその日はおうちにかえって、今度はきき方をお母さんにきいてみることにしました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ねぇねぇおかあさん。砂場には小さな貝のかけらがあったんだ。あれがお友達なんでしょ？」と、とくいげに言いました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「あら、よく見つけたはね。そうよ。その小さな貝のかけらがお砂さんのお友達なのよ。」と、おかあさん。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君は顔をしかめながら言いました。「でも、お母さん。お砂がどこからきたのかどうやってきいたらいいの？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「うふふ。砂場の貝のかけらは、貝が壊れたものだから壊れてない貝に聞いてみないとだめなのよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君は少し困ったような顔でききました。「壊れてない貝はどこにあるの？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「じゃあ、今からお買い物にいくから、おなべに入れる具に、壊れてない貝を買いましょうね。ごはんが終わったら、聞き方をおしえてあげますからね。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">そして、まちにまったばんごはん。でもばんごはんにはたろうくんの大嫌いなにんじんもでてきました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君はにんじんをじーっとにらんでいました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">おかあさんはずっとにんじんをにらんでいる太郎君にいいました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「にんじん食べないとばんごはん終わらないですよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君は仕方なくガマンして、いっきににんじんを口にいれました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">大嫌いなにんじんの味がたろうくんの口の中いっぱいにひろがりました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君は目になみだをうかべながら、ほとんどかまずにお水でながしこみました。そして、とくいげにいいました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ねぇねぇおかあさん。がんばってにんじんたべたよ。はやくおしえてよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">するとお母さんは言いました。「まだばんごはん終わってないでしょ。ちゃんと自分で食べたお皿をかたずけてからですよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君はいつものように自分のお皿をかたずけました。そしてお母さんに言いました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ねぇねぇおかあさん。ちゃんとお皿もかたずけたよ。はやく教えてよ」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">おかあさんはにっこり笑うと、台所に貝をとりにいきました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">ばんごはんも終わって、おとうさんはテレビをつけました。部屋にテレビのにぎやかな音がワット広がりました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">貝をもってきたおかあさんは、いすに座ったたろうくんの横にきてしゃがみました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">そして貝を太郎君に渡していいました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「この貝をね、こうやって耳にあててよーくみみをすましてごらんなさい。」そういってお母さんはかたほうの耳をおさえながら、へこんだほうを内側にした貝をもうかたほうの耳にあてました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君もおかあさんと同じように貝を耳にあてました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">すると、さっきまでテレビを見ていたおとうさんは、そっと立ち上がって、テレビを消してお風呂に入りに行きました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">にぎやかだった部屋がシーンと静まりました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君は耳をよーくすましてみました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">貝からは「ザザー」という音が聞こえてきました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎君は目を丸くしながらお母さんにいいました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ねぇねぇおかあさん！波の音がするよ！お砂は海から来たんだね！！」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そうよ。お砂は海から来たのよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「でもお母さんはどうしてそんなことをしってるの？やっぱり大人だから？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「いいえ。大人だからじゃないのよ。これはね、おかあさんがまだ子供だったころに、おかあさんのおとうさんが教えてくれたのよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「へーそうなんだ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そうよ。おかあさんのおとうさんやおかあさんのおかあさんが、こうやって色々大切なことをいっぱいおしえてくれたのよ。だからおかあさんは、ちゃんとおかたづけもできるし、嫌いなにんじんだって食べられるのよ。そうやって、大切なことはずーっとつたえられていくのよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「おかあさんもにんじん嫌いだったの？」と、太郎くんはおかあさんの顔をのぞきこむようにして聞きました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そうよ。」おかあさんは、少しはにかみながらそういいました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ふーん。じゃあこのお話はおじいちゃんのおかげでもあるんだね！」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そうよ。ずーっとずーっと前のおじいちゃんやおばあちゃんのおかげなのよ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">太郎くんは貝をギュッとにぎりしめてこういいました。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そっかぁ。じゃぁ今度おじいちゃんのおうちにいったとき、お礼にこの貝をプレゼントするね！」と。</font></p>]]> 
    </content>
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    <id>rinndou.blog.shinobi.jp://entry/6</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rinndou.blog.shinobi.jp/%E9%80%A3%E8%BC%89%E5%B0%8F%E8%AA%AC/%E7%84%A1%E9%A1%8C" />
    <published>2007-01-16T16:23:49+09:00</published> 
    <updated>2007-01-16T16:23:49+09:00</updated> 
    <category term="連載小説" label="連載小説" />
    <title>無題</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[&nbsp;
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">あらゆる情報と騒音が飛び交う街中を、一人の若い女は定まらない視線で足早に歩いていた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">そしてふと女の視線が止まり、硬かった表情が少し緩んだ。女の瞳には喫茶店の看板が映っていた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">女はその店に入った。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">女が押し扉を押すと、来客を教える昔ながらの鐘の音が店内に鳴り響いた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「カランカラーン。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">先ほどまでの雑多な騒音は、女の後ろの扉の向こうで小さな音に変わっていた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">店内には落ち着いた感じのジャズがかかっていた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ。」偶然入り口近くに居合わせたウェイトレスが言った。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">女は店内をちらりと見渡し、一番近い空いている席にコートとマフラーを置くと、店員にたずねた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「すいません。お手洗いはどちらでしょうか？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「あちらの突き当たり右奥になります。」ウェイトレスは手のひらを上に向けてこたえた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ありがとうございます。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">女が女性用のトイレに入ると、中では大学生くらいの若い女が鏡の前で化粧直しをしていた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2"></font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">　トイレから出た女は席に戻った。テーブルの上にはすでに水が置かれていた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">隣の席では、先ほどトイレで会った大学生風の女が、同じくらいの歳の男と楽しそうに話していた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">女は、ようやくほっとしたような雰囲気で椅子に座った。店員が注文をとりに来そうな雰囲気が無かったからか、バッグのなかから新品の雑誌を取り出し、封を切って読み始めた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">隣の席では、カップルが何かのゲームをしているような雰囲気の会話をしていた。男の方は関西弁を使っているようであった。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「・・・違うって。例えばやな、あの隣のテーブルにある水グラス。あれやったらどうなると思う？もしも正解 <font size="2">したら何でもしたるで。まぁそんなことはありえへんけどな。」</font></font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">男は、トイレから戻った女の席の方を、本人にはそれとわからないように、横目使いをしてそう言った。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「くー。なんかそんなこと言われたら絶対あててやりたいって思う。でも、駄目やよー。わかんない。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「まぁまぁそう言わんと、ちょっとは考えてみいな。由起が答えてから正解を変えられへんように、正解を先にこの紙ナプキンに書いとくから。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">そういってその男は、かばんからボールペンを出すと何かを書きとめた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「わかった？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「うーんとね・・・あのグラスは実は絶対割れないとか？もしくは光るとか？」自信のなさそうな顔で女はそう言った。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「あかんなぁ。全然あかんわ。全く魅力ナッシング。じゃあな、なんであのグラスにしたと思う？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「えーちょっと待ってよ。整理してから、よーく考えるから。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">そう言うと、なにやらその女はブツブツと独り言を言い始めた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「んー無理！ギブアップ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「まぁ考えてわかるもんでもないしな。しゃあないから教えたるわ。まずは、あの隣の席の水グラス。あのグラス、俺らの席に来たグラスとちょっとデザイン違うんわかる？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「あ、そういえば少し違うかも。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「あの隣の席のお姉ちゃん、来てすぐにトイレに行ってんけど、トイレで会わへんかった？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「うん。そういえば会ったかも。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「で、そこで質問。もしも俺が、この待ち合わせ場所に来る前にあのグラスを買ってたとしたら？もしも俺が、由起がトイレに行ってる間にトイレにいってたら？もしも俺が、トイレの水をあのグラスにくんで、あの隣の席のお姉ちゃんのところに置いたとしたら？これどうよ？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">雑誌を見ている女は、一瞬凍ったようにも見えたが、テーブルの上の水は、まだ一口も口をつけられないままの状態で放置されていた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「嘘でしょー！？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「さぁどうやろなぁ。まぁそんな話はともかくやな、紙ナプキンに書いた正解を発表しよか。」そういうと男は、先ほどの紙ナプキンを、どうも驚きを隠せないでいる由起と呼んでいる女に見せた。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">由起はその紙ナプキンに書かれてある文字を声に出して読んだ。</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「あのグラスは、実はイルカと友達だった。・・・なにこれー？こんなの言い出したらキリ無いよー。反則！」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「あほ！何言うてんねんな。最後まで話聞いてからやん。一見、イルカと友達とか言うたら、わけわからんかもしれへんけど、ガラスが何でできてるか知らへんからやわ。珪砂っていうてな、白い砂浜とかにあるあの白い砂からできてんねん。そやから、ひょっとしたら昔は海底にあったかもしれへんねん。そう聞いたら、イルカと友達って聞いてもなるほどって思うやろ？」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「ふーん。でも確かにそうやって聞くと、どこかちょっと素敵な話だね。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「でっしょー？まぁ、結局まとめるとやな、これがまぁ人を話しに引き込むテクってやつやな。隣のお姉ちゃんかって、耳おっきなってるっちゅうもんや。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そんなことはわからないでしょ。」</font></p>
<p style="MARGIN-BOTTOM: 0cm"><font size="2">「そやけど、雑誌のページは全然めくってへんし、グラスの水にも口つけてへんのは偶然とは思わへんけどな。」そう言ってその若い男は、伝票を持って席を立った。</font></p>]]> 
    </content>
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        </author>
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    <id>rinndou.blog.shinobi.jp://entry/5</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rinndou.blog.shinobi.jp/%E9%9A%8F%E7%AD%86/%E3%82%AA%E3%83%92%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9C%A8" />
    <published>2007-01-16T16:17:24+09:00</published> 
    <updated>2007-01-16T16:17:24+09:00</updated> 
    <category term="随筆" label="随筆" />
    <title>オヒアの木</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[　真っ青な空。見渡す限りの水平線。そしてその空の色を溶かし込んだかのような海。あなたはどこを想像されましたか？きっとどこかのリゾート地ですよね。そしてこれはそんなリゾート地でも特に有名なハワイにちなんだお話です。　<br />
　ハワイには少し変わったこんな植物があります。一つの植物なのに、花の部分をレフア、木の部分をオヒアという世界的にも珍しい植物です。一つの植物なのに部分で呼び方が違うだなんて、なぜだか少し気になりますよね？実はこの植物にはこんな神話が残っているのです。<br />
　昔、オヒアという青年とレフアという女性の仲のいいカップルがいました。そしてある日オヒアは森の中で火の女神ペレと出会いました。ペレはオヒアをとても気に入り自分のものにしようとしましたが、レフアと結婚する約束をしていたオヒアはそれを拒みました。そのことに腹を立てたペレはなんとオヒアを木に変えてしまったのです。いつまでも帰りの遅いオヒアを心配してレフアは森の中へ探しに行きました。レフアはそこで変わり果てた姿となった恋人のオヒアを見つけます。レフアはとても嘆き悲しみました。しかし、レフアのオヒアを想う美しい心と、とても嘆き悲しむその姿に胸を打たれた他の神様がレフアを花に変えオヒアの木に咲かせたのだそうです。<br />
　このことを知ったとき私はある一つの約束を思い出しました。それは今から6年ほど昔。そう1999年に地球が滅亡するという予言のときのお話です。誰もが半信半疑ではあるけれども、心のどこかでは不安を隠しきれないでいた当時。テレビの通販の番組では来るべき災害に向けて非常時の必要グッズまでが売り出される始末。私たちもそんな中の一組でした。そう私には大切な恋人がいたのです。<br />
　「ねぇ、もしも世界が本当に滅びたらどうする？」<br />
　「えぇーそんなことになっても側に居るよ。」<br />
　「絶対？約束してよ。」<br />
　「あぁー約束する。」<br />
　2007年となった今から思えばとても馬鹿らしい約束でした。しかしそのときは、ずっと側に居てくれると言った彼の言葉を、とても嬉しく幸せに感じたことを今でも心に憶えています。心の通い合った人の側に居る。これほど簡単で幸せなことはないと思います。<br />
　幸い1999年に地球が滅亡することはありませんでした。しかし戦争や環境問題や高齢化問題・・・人類は未だに多くの「引き金」を抱え込んでいます。地球滅亡への「引き金」を。そんな中で小さな私が出来ること。大切な人の側にずっと居られるために出来ることをコツコツとやっていこうと思っています。例えそれがどんなに些細なことであろうとも。今横で幸せそうに眠っているこの人はあのときの約束を憶えているかはわかりませんが（笑）。<br />
　最後になりましたが、ハワイの島にはこんな言い伝えもあります。<br />
　レフアの花を摘んではいけない。レフアの花をオヒアの木から離れ離れにすると大雨が降る。なぜならその雨は二人の涙だから・・・と。]]> 
    </content>
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    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rinndou.blog.shinobi.jp/%E9%9A%8F%E7%AD%86/%E6%9A%96%E7%82%89%E3%81%A8%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC" />
    <published>2007-01-16T16:16:32+09:00</published> 
    <updated>2007-01-16T16:16:32+09:00</updated> 
    <category term="随筆" label="随筆" />
    <title>暖炉とコーヒー</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[　あるとき、友人たち数人とで、暖炉のあるコテージを借りて、休暇を楽しむことになった。そのコテージを借りるときに、管理人さんが教えてくれたことがある。<br />
　暖炉は人を三度暖めるというのだ。まず一つ、暖炉に火を灯すには薪が必要だが、その薪割りでまず体があったまる。次に一つ、当たり前だが暖炉に火がつくとその熱で体が温まる。最後に一つ、真っ赤に染まり、ゆらゆらと揺れる炎は、それを見つめる人の心をあたためる。暖炉のある風景である。<br />
　このことを知ったときに、実はふと思い出したことがある。それはまだ、私が中学生くらいのときのことである。いつもはインスタントですませるのだが、その日はなぜか、いつも父や母がやっているように、コーヒーを豆から挽いてみることにした。前々から一度やってみたかったのである。初めての挑戦だった。初挑戦という試みに小さな胸は高鳴った。そしてまず、豆の入った缶を開けてびっくりした。コーヒー豆の香ばしい感じが脳を貫いた。これが「大人のコーヒーなのか！」と感激した。次に、見よう見まねで豆をガリガリと挽いてみた。さらにその大人の香りは高まった。そこから湯を注ぎ、ポツポツとコーヒーを一滴一滴落としてカップを満たしていった。その雫をじーっと見つめる目は、きっと輝いていたことだろう。すでに部屋中には香ばしい大人の香りに包まれていた。<br />
　そしてついに待望のときが来た。猫舌気味だった私は、熱さに気をつけながら、恐る恐る唇をカップのふちに着け、ゆっくりと飲んだ。鳥肌がたった。今まで知るインスタントとの差は歴然としていた。「これが大人のコーヒーなのか！」と再び思った。大人になったような気分で、ベランダの景色を眺めながら、居間全体に満ちたゆっくりとした『時』を楽しんだ。<br />
　卓上にある空っぽになったカップは、少し背伸びした気分の少年の心に、いつまでもその余韻を残した。<br />]]> 
    </content>
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    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://rinndou.blog.shinobi.jp/%E9%9A%8F%E7%AD%86/%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E4%BD%95%E3%81%8B%E3%81%AE%E8%8A%B1" />
    <published>2007-01-16T16:15:14+09:00</published> 
    <updated>2007-01-16T16:15:14+09:00</updated> 
    <category term="随筆" label="随筆" />
    <title>自転車・・・そして何かの花</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>　その日は刻一刻と確実に近づいていた。無情にもその日は晴れだった。小学校三年生のいつかのあの日。<br />
交通安全演習のため、学校の校庭には横断歩道が石灰の白線でひかれ、障害物や信号が置かれた。<br />
雨になることを心底願った。ただ延期になるだけだというのに。<br />
そして運命の当日、生徒が校庭に集められた。そこには数台の自転車が用意されていた。演習の内容は安全のために交通ルールに従って正しく自転車を運転するといった内容だった。<br />
生徒の中で自転車に乗ることができなかったのは自分一人だけだった。<br />
他の生徒の列から一人だけ離された。恥ずかしかった。恥ずかしくて悔しくて大声をあげて泣いたいつかのあの日。<br />
その日家に帰っておねだりをした。それまで、どこか両親に申し訳なくておねだりなどしたことがなかったのに。それほどまでに悔しかった。<br />
父は植物を育てるのが趣味だった。そんな父は、家にある観葉植物に水をやることと、何かの花の種を手渡して、世話をする約束を三ヶ月守ったら買ってやるといった。</p>
<p>　次の日から花に水をやるため、早起きする生活が始まった。<br />
学校から帰ってきても水やりをした。さしたる苦ではなかった。しばらくすると何かの花に芽が出た。嬉しかった。<br />
約束をやぶることはなかった。いつしか何かの花の成長が楽しみになっていた。<br />
そして、待ちに待った約束した日から三ヶ月目の日、学校が終わると、寄り道することもなく一直線に胸を躍らせて家に向かった。<br />
自転車の話が無ければ、自分から言ってやろうと思っていた。<br />
夕食が終わり、父は鍵をくれた。自転車の鍵だった。<br />
「約束していた自転車の鍵だ。」<br />
天にも昇るほど嬉しかったのを憶えている。<br />
あまりの嬉しさに自転車に「まり」という名前をつけた。一戸建ての家からマンションに引っ越してきたために手放した、昔飼っていた犬の名前だった。</p>
<p>　そして次の日から、今度は「まり」との格闘が始まった。<br />
ようやく乗りこなすことができてきた一週間目ほどのある日。<br />
学校から帰って自転車に乗ろうとしたが、自転車は無かった。<br />
必死になって探した。しかし、まだ真新しいその自転車は見つからなかった。盗まれたのだと直感した。<br />
ショックだった。しかし、それ以上に親に何と言えばいいのかわからなかった。<br />
申し訳なくて、とてもではないが言うことができなかった。</p>
<p>　次の日から、更に今度はマラソンの日々が始まった。<br />
友人が自転車に乗って移動する横で、自分は必死で走り続けた。<br />
心臓が張り裂けそうだったが、自転車を無くした事実を話すよりかは、ましだと思った。<br />
測ったことはないが、今思えば、ほぼ毎日十数キロは走っていた。<br />
約束の期日が過ぎていても、花の水やりを続けていれば、自転車がある日ひょっこり戻ってくるのではないかと思い、水やりは続けた。<br />
何かの花の成長も楽しかった。<br />
しかし「まり」が戻ることは無かった。結局、電車通学になる中学生までそのマラソンは続いた。</p>
<p>　自分のとった行動が、正しかったのかどうかはわからないが、今にして思えばいい体験だった。<br />
嫌なこと辛い事は色々あったが、約束を守って得ることの喜び。<br />
そしてそれ以上に、約束をできる程の信頼関係をもてる相手とのつながりの大切さ。<br />
直接は関係ないが、毎日の花の水やりを通して生きるものに対する想い、成長する喜びを学ばせてもらった。<br />
親というものは、やはり偉大なものだと改めて実感させられた。</p>
<p>何かの花は今も私の心の中で咲いている。<br />
</p>]]> 
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            <name>竜胆-rinndou-</name>
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    <id>rinndou.blog.shinobi.jp://entry/2</id>
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    <published>2007-01-16T10:04:13+09:00</published> 
    <updated>2007-01-16T10:04:13+09:00</updated> 
    <category term="詩" label="詩" />
    <title>たった一つの贈り物</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>この世界に降る矛盾の雨<br />
そんな時には君の傘になるよ<br />
君がその手でしっかりと掴んでくれてたら<br />
君としっかりつながっていたら僕は大丈夫だよ<br />
君の沈んだ顔はみたくはないから<br />
この世界に押し寄せる欲望の波<br />
そんな時には君の防波堤になるよ<br />
君は波打ち際で無邪気に笑って遊んでいてよ<br />
君のその純粋な笑顔があれば僕は大丈夫だよ<br />
君のすさんだ笑顔はみたくはないから</p>
<p>それでもきっと壁は現れる<br />
そんなときには君の翼になるよ<br />
どんなところにだって羽ばたいていけるさ<br />
もしも羽ばたき疲れたら羽を安めにおいでよ<br />
優しくしっかりつつんであげる</p>
<p>そう君のためならなんだってできる<br />
僕はスーパーマンになれるんだ</p>
<p>この人間という愛すべき人々が生きるこの星を<br />
この世界を<br />
誰もがみな幸せを自分たちの手で築ける世界にしたいから<br />
まずは一番最初にきみからさ</p>
<p>君を孤独の涙で溺れ死なせたりなんかは絶対にしない</p>
<p>この星で唯一永遠なもの<br />
そいつで僕たちは深くつながっているから</p>
<p>だからずっとこうして二人手をつないで傍にいよう<br />
ずっとこうして二人手をつないで傍にいよう</p>]]> 
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            <name>竜胆-rinndou-</name>
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